犬 暑さ対策

犬は人間と違って服を着ていないし、舌を出すことで体温調節しているから暑さ対策は必要ない…と思っている飼い主さんは意外といるのではないでしょうか。

しかし実際は犬だからこそ、猛暑の夏にはしかるべき対処を行って熱中症のリスクを低減することが大切です。

犬は人間と違って体調不良を言葉で訴えることはできないので、飼い主がしっかり暑さ対策を行い、犬が毎日快適に過ごせる環境を整えるようにしましょう。


夏は必須!犬の暑さ対策5選

人間の場合、熱中症のリスクは梅雨明けあたりから急激に上昇します。

一方、犬の場合は5月の上旬、ゴールデンウイークあたりから熱中症にかかりはじめると言われています。

人間に合わせて、梅雨明け頃から暑さ対策を始めると熱中症になる確率が高くなるので、早め早めの対策を取り入れるよう心がけましょう。

対策1.散歩は早朝または夕方以降に済ませる

犬の散歩は基本的に毎日行うものですが、暑い時期は散歩をする時間帯に注意が必要です。

夏期は午前10時頃からぐんぐん気温が上昇しはじめ、お昼あたりをピークに、夕方16時頃まで気温が高い状態が続きます。

この6時間のあいだに散歩に行くと、人間はもちろん、犬だって熱中症の危険性が高くなります。

特に注意したいのがアスファルトの上を歩く時。アスファルトは熱を蓄える性質を持っているため、夏場は表面温度が50℃以上に達することもあります。

犬は人間に比べて地面に近い位置にいるのでアスファルトの熱の影響を受けやすいのです。そのことから、熱中症になるリスクはかなり高いと言えます。

犬の散歩の時間帯は人間のライフサイクルに合わせていることが多いので、大幅に変えるのは難しい場合もあるでしょう。ですが、できれば夏場の散歩は午前9時頃までに済ませるか、あるいは17時以降に行うとよいでしょう。

どうしても日中に散歩しなければいけない場合はアスファルトを避け、土や草地の上を歩いたり、日陰の多い場所を選んだりして散歩させるのがベストです。

対策2.留守番させるときは室内の温度に気をつける

エアコン

室内で犬を飼っている場合、飼い主が出かけるとなると当然家の中で留守番させることになります。

防犯の関係上、窓を開けることはできず、閉めきった状態での留守番となりますが、夏場の室温は非常に高くなりやすく、たとえ室内にいても熱中症になる危険性は大。

実際、ペットの犬が熱中症になるケースは屋外よりも室内や車内にいた時の方が多いそうです。

とはいえ、仕事などの関係で犬を留守番させなければならない人も多いでしょう。

そういう時はエアコンをかけた上で、カーテンを閉めて直射日光が入らないようにしていきましょう。

ただ、人間が涼しいと感じる温度だと、犬にとっては冷えすぎる可能性があります。「少し暑いかな?」と感じる程度で十分なので、低温に設定しすぎないようにしましょう。

また、うっかり犬がスイッチを押してエアコンを切ってしまうことがないよう、手の届かない場所にリモコンを置いておくことも大事です。

なお、最近のエアコンには当たり前のように省エネモードが搭載されていますが、人感センサー搭載の機種には要注意。

本来であれば人間がいるかどうかを感知してスイッチを自動でON/OFFに切り替えてくれる便利な機能なのですが、機種によっては犬を感知してくれず、勝手に電源が切れてしまうものもあります。

実際、人感センサーが反応してくれず、帰宅してみたら犬が熱中症で倒れていた…という事例も報告されていますので、人感センサー付きのエアコンを使って犬に留守番させる場合はセンサーをオフにして、手動でエアコンを付けるようにしましょう。

対策3.こまめに水分補給させる

人間同様、犬の暑さ対策には水分補給が欠かせません。こまめに水分補給させ、脱水症状にならないよう注意しましょう。

また、水は常に新鮮な状態をキープするのが大切。特に夏場は雑菌が繁殖しやすいため、長時間水を放置していると不衛生な状態になってしまいます。

水は大きめの容器にたっぷり用意して、午後になったら水の残量にかかわらず新しいものに取り替えるようにしましょう。

対策4.涼を取れる場所を用意する

犬は気温が高くなると、木陰の下や水辺、日陰の地面など自然と涼しい場所に移動する傾向にあります。

ただ、屋外で飼われている犬は鎖でつながれているので、移動できる範囲が限られてきます。

その中に涼を取れる場所がないと犬は逃げ場がなくなってしまい、熱中症になる危険性が高くなります。

犬小屋なら直射日光は防げますが、熱がこもりやすいので、簡易的な屋根を屋外に設置するなど、日陰を作ってあげるとよいでしょう。

室内犬の場合はペット用の冷却シートなどを敷いてあげると暑い夏場の「避難所」として活用できます。

なお、手っ取り早く人間用のアイスノンを使う人がいますが、犬が噛みちぎってしまう可能性があるのでNG。

アイスノンにはエチレングリコールという毒性がある成分が含まれているものがあります。このようなアイスノンを噛みちぎってしまうと、毒を経口摂取すると中毒を起こすおそれがあります。

食べた直後は特に症状が現れないので油断しがちですが、しばらくすると嘔吐や下痢、多飲多尿、ふらつきといった中毒症状が出現。

さらに悪化するとけいれんや血尿、気絶といった症状が出始め、ひどい場合は腎不全を起こし、死亡率が高くなると言われています。

エチレングリコールはワインの甘み成分として混入されていたこともあるほど甘味が強いので、犬が保冷剤を噛みちぎって中身を出してしまった場合、なめたり食べたりしてしまう可能性があります。

アイスノンや保冷剤の外袋は意外にもろく、小型犬の歯でも簡単に穴があいてしまうので、アイスノンを使うのなら必ずペット専用のものを用意しましょう。

対策5.トリミングはほどほどに

トリミング

犬の毛は人間から見るととても暑苦しく、短くカットしたら涼しくなるのでは?と思ってしまいがちです。

たとえば見た目がかわいいと話題のサマーカットはその最たる例で、地肌が見えるほど毛が短くカットされています。

確かに見た目は涼しげですが、もともと犬の毛は地肌を守るために存在するものなので、あまりに短くカットすると直射日光から体を守れなくなってしまいます。

また、犬の毛には断熱材のようなはたらきがあるため、サマーカットにすると地肌に熱が伝わりやすくなってしまうという欠点も。

ほどほどにトリミングするなら問題ありませんが、「見た目が暑そうだから」という安易な考えで地肌が見えるほど短くカットしてしまうのはやめましょう。


犬の暑さ対策は早めに始めよう

近年は地球温暖化の影響により、酷暑となる年が増えてきました。

人間はもちろんですが、犬も猛暑にさらされれば命の危険性があります。

特に犬は人間より暑さを感じやすい傾向にあります。そのため、人間が暑さを感じ始めるより前にしっかりとした対策を講じるようにしましょう。

猫

猫の避妊手術に適した月齢は、獣医師によってもある程度意見が分かれますが、おおむね「月齢4ヵ月~8ヵ月の間」と言われています。

また、避妊手術の可否の判断には体重も重視されます。2kg~2.5kg以上の体重があれば、避妊手術は行えると判断する獣医さんが多いです。

あなたの猫ちゃんが、

  • 上記の月齢期間内に当てはまる
  • 基準となる体重もクリアしている
  • なおかつ避妊手術の時期に「夏」を選べる

という状態の場合は、化膿のリスクを減らせる夏のうちに手術を済ませておくといいでしょう。ここでは、その理由を3つご紹介していきます。


1.免疫力の低下や体調不良が起こるリスクが比較的低い

夏に避妊手術をおすすめする最大の理由は、「猫ちゃんは、冬よりも夏に強い」ということです。猫ちゃんは、基本的には寒さに弱い動物です。

ましてや子猫のうちは、成猫のように十分な筋肉がついていないので発熱機能も十分に備わっておらず、なおさら寒さに弱い傾向が強いと言えます。寒さによる体の冷えは、免疫力にも大きな悪影響をおよぼします。

さらに、冬場は空気の乾燥もひどく、猫の気道が乾燥することで、ウイルスなどに対する防御力がさらに下がってしまうのです。

そのため冬場は、通称「猫カゼ」と呼ばれる、猫カリシウイルス感染症・猫ウイルス性鼻気管炎・猫クラミジア感染症などの感染症リスクがぐっと高まってしまう傾向があります。

つまり、冬場は「普通に過ごしていても、猫が体調不良になりやすい季節」と言えるのです。

ただでさえ体調不良リスクが高まる冬場に避妊手術という負担をプラスするのは、できることなら避けたいものです。また、冬場は体が冷えることで免疫力が低下するため、もし化膿してしまった場合は治りにくくなるかもしれないというリスクも伴います。

その点、夏場はこうした感染症のリスクが冬場に比べてかなり低く、体温も低いどころか十分に温かい状態です。そのため免疫力の点でも問題が起こりにくい、というメリットがあるのです。


2.猫ちゃんの行動・様子に飼い主様の目が行き届きやすい

避妊手術のあと、「術後の様子はどうか」「エリザベスカラーや腹帯を外して、傷口をなめたりかじったりしていないか」という点は非常に気になるものです。夏場の避妊手術は、この点でも大きなメリットがあります。

たとえばお子さんのいる家庭なら、術後の猫ちゃんの様子を夏休み中のお子さんがある程度見てあげることも可能となるのです。

また、お子さんがいない家庭であっても、「お盆休みあるいは夏休みなどのまとまった休暇の前に避妊手術を受けさせて、休暇中は猫の様子をしっかり見る」という手も使えます。

猫の様子を家族の誰かがしっかり見ていれば「避妊手術の傷口をなめる、かむ」などの行為を猫がしようとしても、それを最小限に食い止めることができます。それだけでも十分なプラス要素ですよね。

そしてもし何かの不調が出たとしても、様子をしっかり見ているからこそ、その変化にいち早く気づける…。そうした安心感を得やすいことも、夏場の強みです。


3.夏場の発情期を迎える前に対応できて術後の経過がいい

発情期 猫

猫は、おおむね春先から秋ごろにかけて、周期的に発情を繰り返す傾向があります。つまり夏場は猫が発情しやすい時期とも言えるのです。

ですから、生後4ヵ月あたりで夏のはじめを迎える猫が、夏のうちに避妊手術を受ければ「最初の発情期が来る前に食い止める」ことになるのです。

発情期を迎えてから慌てて避妊手術をする、というケースもありますが、発情中は子宮が充血してもろくなっています。そのため出血が多くなりやすい、傷口が大きくなりやすい、などといったリスクがともなってしまうのです。

こうなると、術後の経過も少し心配になりますよね。

そうしたリスクを考えるとやはり「最初の発情期を迎える前」というタイミングで避妊手術をすることは、とても重要なのです。

夏のうちに避妊手術の適齢期を迎えることになる場合は、獣医師と相談して、避妊手術に踏み切ることを強くおすすめします。


最優先すべきは月齢と体重!その上で夏にできればベスト

さて、ここまでは夏に避妊手術をすることのメリットを挙げてきました。しかし、夏場は化膿のリスクを減らせる要素が多いからといって、避妊手術を季節最優先で考えてはいけません。

猫の避妊手術をするタイミングを考える上で最優先すべきは、やはり「月齢や体重」です。

これらを無視して夏まで無理やり待とうとして、その前に最初の発情期を迎えてしまうと「その後に避妊手術をしても、また発情してしまう」というケースがごくまれに起こる可能性も出てきます。

また、避妊手術のタイミングが遅くなればなるほど、手術による乳腺腫瘍の予防率も低下していきます。そういう理由でも、夏を待つために避妊手術を先延ばしすることはおすすめできません。

あくまで「夏に避妊手術できるならそのほうがベターだけど、こだわりすぎない」というスタンスで考えておきましょう。


猫ちゃんの避妊手術はあくまで手術適齢期の範囲内に!

猫ちゃんの避妊手術は、冬よりも体調を崩しにくく、体温低下による免疫力への悪影響のリスクも少ない夏場に行うのがおすすめです。

この記事を読むまでは、「夏は高温多湿だから、むしろ手術部分が化膿するリスクは高いんじゃ?」と思われていた飼い主様もいらっしゃるかもしれません。

しかし、今は獣医学も進歩して、医療器具は滅菌されて安全性が高くなっていますし、感染や化膿を防ぐために適切な抗生物質の投与も行います。夏だから感染しやすい、化膿しやすいということはありません。

猫ちゃんが傷口をなめたりかじったりしない限りは、化膿してしまうリスクは非常に低いです。また、エリザベスカラーや腹帯を使用することで、なめる・かじるというリスク自体を減らす対応もできます。

また、上で説明したとおり飼い主様の目が届きやすい夏であれば、よりそういったリスクを減らせるでしょう。

ただし、夏場にこだわりすぎると、一番大切な手術適齢期を過ぎてしまうことにもなりかねません。

避妊手術については、あくまで月齢や体重を考慮した手術適齢期を最優先に考えてくださいね。その上で、適齢期の範囲内で夏に手術が可能であれば夏を選ぶ、というようにするといいでしょう。

猫

「猫はこたつで丸くなる」という有名な歌詞があるように、猫はとにかく寒さに弱いというイメージが強いですよね。

しかし「そのぶん、暑い夏は元気で問題なし」というわけでは当然ありません。

夏に猫ちゃんの不調が起こるケースも多々あるのです。そんなときに、まず疑うべき病気として挙げられるものは以下の4つ。

  • 1.アレルギー性皮膚炎
  • 2.外耳炎
  • 3.食中毒
  • 4.熱中症

では、それぞれの病気について、予防法や対処法とともに説明していきます。


1.アレルギー性皮膚炎(体をかゆがる・抜け毛・皮膚の赤みなど)
  • 体をかゆがることがやたら増えた
  • 毛が抜ける
  • 皮膚に赤みやただれなどの異常が発生する
  • くしゃみの回数が多くなる
  • 鼻水が出ている

などといった症状が出ている場合は、アレルギー性皮膚炎を起こしている可能性があります。

猫のアレルギー性皮膚炎には、アトピー性のもの、食事が原因となるものなどもあります。しかし、夏場にぐっとリスクが高くなるのは「ダニ・ノミ・蚊などが原因のアレルギー」です。

ダニ・ノミ・蚊は、そのいずれも高温多湿の夏場に大繁殖します。そのため冬場に比べると、これらによるアレルギー性皮膚炎のリスクが格段に高くなってしまうのです。

リスクを減らす方法としてはまず、フロントラインなどのダニ・ノミ駆除剤を使うことをおすすめします。とくにダニ除けとしては、この方法がきわめて効果的です。

ほかにも、

  • 部屋を掃除する、除湿するなどしてダニの繁殖リスクを減らす
  • 虫除けの首輪やペット用蚊取り線香など使う

といった方法を併用するのがおすすめです。


2.外耳炎(耳垢・耳の赤みや膿・耳をかくなど)

猫 耳

  • 耳が臭い
  • 耳垢が目立つ
  • 耳が赤く皮膚がゴワゴワした厚みのある感触になっている
  • 耳に膿がある
  • 後ろ足で耳をかく仕草がやたら多い
  • 頭をブンブン振る仕草が多い

などといった症状が出ている場合は、外耳炎になっている可能性が高いです。

夏場に外耳炎が多くなる理由は、高温多湿の環境下で耳も蒸れやすくなってしまうからです。蒸れた耳に雑菌・細菌が繁殖し、それが原因で炎症を起こしてしまいます。

とくに、スコティッシュフォールドのような折れ耳タイプの猫ちゃんは耳が蒸れやすい状態となっているため、外耳炎のリスクも高くなります。

予防・早期発見のためには、やはりこまめな耳のチェック&耳掃除が大切。週に1回は耳の状態を目視でチェックし、さらに月に1~2回、ペット用のイヤークリーナーを使って耳掃除をすることをおすすめします。

耳掃除を嫌がる猫ちゃんも多いですが、そんな場合は、猫ちゃんが寝ている隙ををみて、毎日少しずつ耳掃除をするといいですよ。


3.食中毒(嘔吐や下痢など)

嘔吐や下痢などの症状をともなう食中毒も、夏場に多く発生する病気です。

まず、当然ですが缶詰やレトルトなどのウェットフードについては「食べ残したぶんを、また食べるまでそのまま置いておく」ことは厳禁です。食べ残しはすぐ冷蔵庫で保存し、なおかつ冷蔵保存したぶんもできるだけ当日中に与えるようにしましょう。

また「ドライフードなら安心」と、食べ残しを長時間置きっぱなしにするケースは少なくありませんが、これも危険です。たとえドライフードであっても、猫ちゃんが一度口をつけたところからどうしても雑菌繁殖は起こりやすくなってしまうものなのです。


4.熱中症(耳が熱を持っている・反応が鈍い・呼吸が荒いなど)

猫ちゃんは人や犬と比べると暑さに強いと言われていますが、油断は禁物です。

熱中症の要因には温度だけでなく湿度も関係しています。高温なだけでなく湿度も高い日本の夏では、猫ちゃんも熱中症になってしまうことが少なくないのです。

涼しい場所に行きたがる、耳が少し熱を持っているといった症状があったら要注意。

猫ちゃんにこうした様子が見られたら、

  • すぐに涼しい場所に移動させる
  • エアコンの温度設定を下げてさらに扇風機をかける
  • 水道水で濡らしたタオルで覆い、ぬるくなったらすぐにタオルを交換する
  • 保冷剤を使う

などといった対処をして体温を下げてあげましょう。

さらに、以下のような症状が出たら危険信号です。

  • 呼びかけに対する反応が鈍い
  • 口を開けてハアハアと呼吸が荒い
  • よだれをダラダラ垂らす

保冷材や冷たい濡れタオルを使った応急処置を速やかに行った上で、すぐに獣医さんに診てもらうようにしましょう。

とくに下記のようなケースは熱中症のリスクが高めになるので、より注意して見てあげてください。

  • 肥満傾向の猫ちゃん
  • 体力が落ちてくる8歳以上の年齢の猫ちゃん
  • 水をあまり飲まない猫ちゃん

熱中症の予防法としては、エアコンの使用はもちろんのこと、クールマットや遮光カーテンなども併用する方法がおすすめです。

また、猫を水分不足にさせないことも大切です。

  • 猫が好む給水ポイントをはじめ、複数の箇所で給水ができるようにしておく
  • 水にほんの少し肉のゆで汁などを入れて、好んで飲むように促す
  • ウエットフードに切り替えて、食事での水分量を多くする

などといった工夫もしておきましょう。

ふやかしたドライフードをあげていると、歯周病の原因になりますので、注意しましょう。


「猫は不調を隠す動物である」ことを理解しておこう!

猫

さて、ここまで夏に猫の具合が悪くなった際に、疑うべき病気の代表格を4つ挙げてきました。

しかし、当然のことながらここで挙げた以外の病気にもかかる可能性はあります。「この4つの病気さえ気をつけていればOK」というわけではありません。

さまざまな病気を早期発見するために日ごろから心がけておきたいポイントは、「猫ちゃんの普段の仕草や態度などをよく観察しておく」ことです。

なぜなら、猫ちゃんは不調を隠そうとする傾向が強い動物だからです。

猫ちゃんが隠そうとするぶん、飼い主さん側でしっかりと観察しておかないとちょっとした不調のサインに気づくことができません。すると病気の発見が遅れてしまうリスクが非常に高くなります。

主な不調のサインとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • いつもと鳴き声が違う
  • 撫でてもいないのにゴロゴロと喉を鳴らすことが多い
  • いつもは行かないような狭い場所や暗い場所などに隠れようとする
  • 便秘や下痢など、いつもと違う排泄異常がある
  • 食欲が減った
  • 体重が減った
  • 毛玉を吐き出すときとは違うタイプの嘔吐をすることがある
  • 寝ているときの呼吸音がいつもと違う
  • 以前より日中に寝ている時間が長くなった

このようなちょっとしたことが病気のサインになっていることは少なくありません。

もちろん、これ以外にも「何かが今までと違う」と感じることがあれば、念のために動物病院を受診することをおすすめします。


猫ちゃんの異変に気づいたら当院へご相談ください

今回ご紹介したとおり、夏場の猫ちゃんに不調があった場合、とくに疑うべき病気としてはアレルギー性皮膚炎・外耳炎・食中毒・熱中症の4つが挙げられます。

猫ちゃんは不調を隠そうとする動物です。あらゆる病気の早期発見を実現するために、日頃から猫ちゃんの様子をよく観察しましょう。

「いつもとは何かが違う」という違和感に気づいたら、お気軽に当院へご相談ください。

エリザベスカラー チワワ

大切なワンちゃんやネコちゃんの具合がよくない、または避妊や去勢手術を受けさせたい…。

そんなときに診察や治療を任せたいと思うのは、やはり動物や飼い主さんの気持ちに寄りそった取り組みができる、信頼感のある病院ですよね。

当院「アニーマどうぶつ病院」は、ワンちゃん・ネコちゃんを対象に、皮膚科・歯科処置や避妊去勢手術をはじめとするさまざまな分野に対応。

痛みとストレスが少ない獣医療を心がけているため、安心してワンちゃん・ネコちゃんを預けていただくことができます。

今回はそんな当院の取り組みをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。


当院の魅力!動物たちの痛みやストレスを軽減させる取り組み

当院では、手術中・手術後の痛みを和らげる取り組みを行っています。また治療にあたるスタッフは白衣を着用せず、ワンちゃんやネコちゃんにできるかぎり不快な思いをさせないように心配りしています。

手術中、手術後の痛みをやわらげるために麻酔にも配慮

飼い主さんにとって、愛する我が子ともいえるワンちゃんやネコちゃんが苦しむ様子を見ることは、とてもつらいものですよね。当院では、ワンちゃんやネコちゃんの痛みを和らげるよう、できるかぎりのことをさせていただきます。

たとえば、本能で痛みを我慢してしまうワンちゃんやネコちゃんの性質を理解したうえで手術を行う当院では「動物だから要らないだろう」という判断で痛み止めを省略することはもちろんありません。

手術中はもちろん、手術後に目がさめたときも痛みを感じないように、全身の痛み止めと局所麻酔を合わせて使うようにしております。

また、最初にワンちゃんやネコちゃんが受けることが多い避妊や去勢の手術にはどうしても麻酔が必要になります。そのため、避妊・去勢のメリットを理解し手術を受けさせたいと考えてはいても、麻酔のリスクが心配という飼い主さんも少なくないのではないでしょうか。

当院では、飼い主さんを不安にさせる麻酔のリスクを最小限に抑えるための取り組みも行っており、全身麻酔をかける前には必ず術前検査を実施。その際の状態を考慮して、それぞれの子に適したお薬を選ぶようにしています。

温かみのある内装・白衣を着用しないことでストレスを軽減

当院では、診察に来てくれたワンちゃんやネコちゃんが「怖い!」「痛いことをされる所だ!」と嫌な思いをしてしまわないよう、さまざまな工夫を凝らしています。

たとえば、ブラウン、オレンジといった温かみのある色を使った、カフェをイメージさせる内装がその一例です。また、待合室には体重計が置いてありますので、診察の日はもちろん、お散歩のついでに立ち寄りご自由に使っていただくことができます。

動物も人間と同じように、白衣を着ている人を見ると不安がることがあるため、当院では白衣を着用しておりません。

「いかにも病院」といったような印象を取り払うことで、ワンちゃんやネコちゃんだけでなく、飼い主さんにとっても気軽に立ち寄りやすい雰囲気をつくるよう意識しています。


手術に使用する器具や衛生面へのこだわり

歯茎 ミニチュアダックスフンド

その他、当院で行う治療において重視している

  • 手術で使用する最高級の縫合糸
  • 衛生的な使い捨ての気管チューブ
  • 滅菌された歯科器具の使用

についてご説明します。

手術では、体に吸収される縫合糸を使い異物反応のリスクを抑える

手術で使われる縫合糸は、実はどの病院も同じというわけではありません。当院で使用する糸は、動物の体に溶けて吸収される最高級のものを使用しております。

もし体に吸収されない縫合糸を使用してしまった場合、異物反応を起こしてしまうリスクも。当院では、ワンちゃんやネコちゃんが不必要なことで苦しんでしまわないよう、縫合糸にもこだわっています。

気管チューブなどは使い捨て、歯科器具はすべて滅菌で衛生的

飼い主さんにとって、特に気になる衛生面。十分な配慮がされていないと、感染症のリスクが高まってしまいます。大切なワンちゃんやネコちゃんの手術ですから、「衛生面にしっかり気を配っている病院でないと」とお考えになるのは当然のこと。

当院では、全身麻酔をかけて行う処置の際、

  • 気道を確保するために使用する気管チューブ
  • 手術で使う針
  • 縫合糸
  • 体を覆うドレープ

を使いきりで使用しているため衛生的です。

また、当院で使用する歯科器具はすべて滅菌されており、感染症対策には力を入れて取り組んでおりますのでご安心ください。


飼い主さんの意向や動物に合わせたオーダーメイド治療

ミニチュアダックスフンド

当院では、飼い主さんの意向や、それぞれのワンちゃん、ネコちゃんに合わせたオーダーメイド治療を行っています。

人間も同じことですが、病気に対して取れる方法は、必ずしも一つに限られているわけではありません。

たとえば同じ病気に使えるお薬が何種類もある場合、副作用の可能性はそれぞれの薬で異なります。どの子にも問題なく使えるということは無いのです。

そのため、それぞれのワンちゃんやネコちゃんに最適なお薬や治療法をご案内しています。

また、飼い主さんへは、治療のメリット・デメリット、費用のことも含めていくつかの方法を示しながらお話させていただき、ご希望を尊重した治療を進められるよう心がけております。


動物たちや飼い主さんに寄りそう病院であるために

飼い主さんが把握しているワンちゃんやネコちゃんの性格や心配なことは、治療のヒントになる可能性があります。

大切な家族の一員のためにも「こんなことを聞いたら迷惑かな…」などと思わず、ささいなことでも遠慮なくお話しくださいね。

年間55,000人が死亡している狂犬病。1950年以降、国内の感染事例はありませんが、海外で感染後、帰国して発症した事例はあります。

そして、発症した場合の致死率は100%です。恐ろしい狂犬病の症状や感染経路などを詳しく解説します。


年間55,000人の死者が出る狂犬病

野犬

狂犬病ウィルスによる感染症で、犬や人も含め全ての哺乳類に感染します。過去の国内感染例では圧倒的に犬が多いですが、地域によってはコウモリやキツネが感染源になります。

感染した動物に噛まれる、舐められる、引っかかれることで傷口から唾液などを通じてウィルスが侵入し、筋肉や神経に増殖します。

ごくまれにウィルス濃度が濃い場合、気道粘膜で感染した事例もありますが、最終的には脳に移行し、死に至るのです。

WHOの統計では年間55,000人が狂犬病で死亡、そのうち3万人以上がアジア地域で発生しています。

日本や英国、北欧のスカンディナヴィア半島やオーストラリア、ニュージーランドやハワイ諸島などでは狂犬病感染のリスクはほとんどありません。しかし、他の地域は感染事例が多いため、動物との接触はなるべく避けたほうがいいでしょう。

主な感染源はイヌやコウモリ

地域によって異なりますが、感染源となる動物は次のとおりです。

地域 感染源となる動物
アジア・アフリカ イヌ・ネコ
ヨーロッパ・北米 コウモリ・キツネ・スカンク・アライグマ・イヌ・ネコ
中南米 イヌ・コウモリ・マングース・ネコ

犬と人が発症した場合、症状は異なる

ここでは犬と人の場合の症状について解説します。

犬の場合は「狂躁型」「麻痺型」の2種類がある

前駆期を経て狂躁(きょうそう)型と麻痺(まひ)型に分かれますが、80〜85%は狂躁型です。

前駆期
  • やたらと不安がる
  • 食事をしない
  • 暗い場所を好む
  • 人間を避けはじめる
狂躁型 2〜4日間続く症状

  • 遠吠えをする
  • ふらふらと歩き回る
  • 攻撃的で見境なく噛み付く
  • 水を怖がり飲まなくなる
  • 顔つきや表情が凶暴化する
  • 吐く

その後昏睡や嚥下(えんげ)困難が起こり、1〜2日で死亡

麻痺型
  • 下アゴに力が入らず、常に舌が出ている
  • ヨダレが大量に出る
  • 足腰が弱くなり、ヨタヨタ歩く
  • 平衡感覚がなくなる
  • 昏睡状態になり死亡
人の場合は呼吸障害や不整脈を経て死亡

最初は頭痛・のどの痛み、食欲不振・嘔吐、高熱など風邪の症状とよく似ています。

しかし、1週間ほどすると、強い不安感や錯乱、首周辺の筋肉のけいれん、水を飲まない・水が怖くて手も洗えない「恐水症状」や、エアコンの風にあたるのも嫌がる「恐風症状」などの症状がでてきます。更に病状が進むと、呼吸障害や不整脈を経て死亡します。

実際の感染事例

平成18年(2006年)、フィリピンから帰国した60代男性が狂犬病で死亡しました。

8月頃 フィリピン滞在中、犬に手を噛まれるがワクチンは摂取せず
10月22日 帰国
11月15日 風邪のような症状と右肩の痛み
11月19日 病院を受診し、点滴と血液検査を受け帰宅。夕方に薬を服用するが、飲水困難に。夜には呼吸困難となる
11月20日 再度病院を受診。興奮状態で恐風・恐水症状がみられたため、狂犬病の疑いがあると診断。別の病院へ転院
11月22日 人工呼吸器を装着
12月7日 死亡

国立感染症研究所でこの男性の唾液から病原体遺伝子の検出を試みたところ、狂犬病ウィルス遺伝子が確認できました。

発症後の致死率はほぼ100%!

狂犬病の一般的な潜伏期間は1〜3ヶ月ですが、長い場合は1〜2年後に発症した事例もあります。発症前に感染の有無が診断できない上に、発症した場合はほぼ100%の確率で死亡します。

唯一の対処法はワクチン接種

発症したらほぼ助からない狂犬病ですが、発症前にワクチンを連続して摂取することで発症を防げます。

動物に噛まれるなど狂犬病感染の疑いがあるときは、できるだけ早く医療機関の診療を受け、すぐに定期的なワクチンの皮下接種を受けてください。抗狂犬病ガンマグロブリン投与との併用がより効果的ですが、利用可能な地域が限定されていますので、現在日本での入手は困難になっています。

ワクチンは最初の接種日から3日目・7日目・14日目・30日目・90日目の計6回摂取する必要があります。

接触した動物が特定でき、予後観察が可能で接触後2週間以上その動物が発症しなかった場合は、接触した時点で狂犬病感染の可能性がなくなるためワクチンの連続摂取は不要です。

発症後生還できたレアなケース

2004年アメリカで、15歳女性がコウモリに噛まれ1ヶ月後に発症しましたが、ミルウォーキー・プロトコルという治療法でワクチン接種をせず生還した事例があります。

ケタミンやミダゾラムといった麻酔薬を使い、脳の活動を一時的に抑え、狂犬病ウィルスに対する抗体ができるのを待つ方法ですが、まだ数名しか生存例がないため、治療法としては不確かです。


海外で動物と接触が予測されるときは予防接種が有効

狂犬病 予防接種

現在、国内で動物と接触したことによる狂犬病の感染リスクはありません。

しかし海外ではなるべく動物と接触しないほうが身のためでしょう。どうしても接触したい、接触せざるを得ない場合は、ワクチンの予防接種をおすすめします。

4週間ごとに2回皮下注射を接種し、6〜12ヶ月後に追加接種が必要です。ここで重要なのは、予防接種を受けていても現地で感染の疑いがある動物と接触した場合は、暴露後ワクチンを打つ必要があります。

予防接種したから大丈夫ではないので、気をつけてくださいね。

感染したと思ったら早急に医療機関にかかりましょう

動物に噛まれたりした時は、すぐに石鹸と水でかまれたところを洗い流します。できるだけ早く医療機関での診察を受けましょう。

人から人へ感染は基本的に無い

感染症で気になるのは人同士の感染ですよね。狂犬病の場合、一般的に人から人への感染リスクは基本的にありません。しかし、角膜や肺などの臓器移植で感染した事例はあります。


大切な家族を失わない為にも予防接種は必須

日本では「狂犬病予防法」に基づき、生後3ヶ月以上の犬の所有者はその犬を所有してから30日以内に登録・鑑札の交付を受けなくてはなりません。

年1回の狂犬病の予防接種を受け、注射済票の交付を受ける必要もあります。

鑑札と注射済票は必ず犬に付けることは、犬を飼う人の義務です。違反者は20万円以下の罰金が課され、犬は捕獲・抑留対象になります。

最近は、海外からやって来る動物も増えているので、国内にいても狂犬病感染のリスクが0%ではありません。接種後、感染動物との接触の疑いがあるときは、人間と同様、ワクチンの再接種で発症を防げます。

万が一狂犬病を発症してしまった犬は、ワクチンの再接種と症状による苦しみから解放してあげるには安楽死を選択するしかありません。予防を怠ったために大切な家族を失うことがないように、ワクチン接種は必ず行ってくださいね。

狂犬病は発症したらほぼ100%の確率で死に至る恐ろしい感染症です。しかし、ワクチンの接種で人も犬も発症を防げますから、感染の疑いがある場合はすぐに医療機関で診療を受けましょう。

私たちは普段何気なく過ごしている生活環境でも、ペットにとってはたくさんの危険が潜んでいます。

今回は、日々の生活で起こりがちなペットのヒヤリ・ハット事例と共に、大切なペットが大怪我をしないために注意すべき5つのポイントをご紹介したいと思います。


小さなお子様がいるご家庭は特に注意!誤飲と中毒

食事を狙う犬

ペットのヒヤリ・ハット事例で最も多いのが誤飲や中毒です。

その中でもありがちなのが、食事中にうっかり落としてしまった食べこぼしをペットが一瞬のうちに食べてしまうといったケース。

小さなお子様がいるご家庭は特に注意すべき事例です。

人間用に処方された錠剤の薬、食べ物の匂いのついたラップ、噛んで壊れたおもちゃの破片などの誤飲も多く、ワンちゃんやネコちゃんの場合、ネギ類やキシリトール、レーズン、アボカドなどは中毒を発症し、最悪死に至る場合すらあります。

ポイント1.食事中はゲージに入れ、収納・片付けを徹底する

特にお子様の場合、食べこぼしは注意してもすぐに防げるものではありません。そのため、人間の食事中、ペットにはゲージに入っていてもらうよう習慣づけておくと安心でしょう。

また、誤飲は一瞬のうちに起こることも多いため、とにかく予防しておくことが肝心です。観葉植物は高い位置に置く、匂いのついたゴミは屋外のゴミ箱に捨てる、扉つきの壁面収納を利用するなど、とにかくペットが口に入れてしまいそうなものは、先回りをして手の届かないところに片付けるようにしましょう。


心地よいソファや抱っこが命とりに!落下・転落

階段や玄関などは、事故防止のペットゲートを設置している方も多いでしょう。

しかし、意外と見落としてしまいがちなのが、ソファや抱っこといった本来心地よいはずのものからの落下・転落で、誤飲に次いでペットの事故に多くみられます。

いつもなら問題なく昇り降りができるソファでも、下に物が置いてあると降りる際に体勢を崩して脱臼してしまいますし、抱っこをしている時に何かに驚き落下して骨折してしまうことも少なくありません。

ポイント2.スロープの活用や安定感のある抱っこを

誤飲や怪我などの可能性を考え、普段から床の下に物を置かないようにすることが第一。加えて、ペットが上っても良いソファやベッドなどの下にはマットを敷いたり、必要に応じてペット用のスロープなどを活用するのもおすすめです。

また、ペットを抱っこする際は、できるだけ体を密着させ、力を入れて抱いたり、前脚や後脚を手で支えたりなど、ペットのサイズに応じ、安定感のある姿勢で抱っこをしましょう。立ち話の間に抱っこをする時などもペットの様子に十分注意してください。


ペットだけが大怪我をすることも!油断しがちな車内

車内 犬

自動車の運転時にシートベルトを着用することは義務であり、もはや常識となっていますが、ペットに関しては車内で解放している場合を多く見かけます。

実際に、ワンちゃんが車の窓から顔を出している光景は珍しくありません。

しかし、急ブレーキや急カーブ、衝突した際など、シートベルトをしている人間はある程度安全ですが、シートベルトをしていないペットはフロントガラスに衝突したり、車外へ投げ出されて大怪我をする危険があります。

また、ハンドル操作や視界の妨げになることもあるため、ペットを車内で解放するのは人とペット両方にとって非常に危険なことなのです。

ポイント3.ペット用のシートベルトやキャリーを使う

最近ではペット用のシートベルトや、シートベルトで固定できるリードのついたペット用ボックスやキャリーも発売されています。これら移動用のグッズを使用して、ペットを車内で解放することはやめましょう。

ペットが窮屈そうで可哀想に感じる方もいると思いますが、運転中の車内は不安定なため、ペットは常にバランスをとって体勢を整える必要があり、かえってストレスになることもあるのです。車内に安定感のある場所を作り、安全運転を心掛けましょう。


危険なのは自動車だけじゃない!散歩中の衝突事故

主にワンちゃんになりますが、ペットが屋外で怪我をする場合に最も多いのは散歩中の事故によるものだと言われています。

散歩をしていて自動車に注意するのは当たり前ですが、車の通りがない遊歩道や大きな公園などで油断しがちなのが、自転車やキックボードの存在です。

自転車ブームの影響もあって最近ではロードバイクのように速度の出る自転車に乗る人も増えてきました。自転車に乗る人にとって、人の姿は遠くから確認できても、ペットの存在には直前にならないと気づかないことが多くあります。特に夜間では、不意にペットが方向転換をして自転車と衝突するケースもありあます。

ポイント4.目立つお散歩アイテムで存在をアピール

ペットとのお散歩の際は、とにかく存在に気づいてもらえるようアピールすることを意識してみましょう。

夜間の散歩であればLEDライトや反射材が付いた光るタイプのリードやハーネスを使用したり、昼間でも暗い毛色のワンちゃんなどは明るい色のお洋服を着せてあげたりすると良いでしょう。

また、女性や高齢の方などでリードを手から離してしまった経験のある方や、ワンちゃんの引っ張る力が強い場合は、カラーとハーネスそれぞれに1本ずつリードを付けるダブルリードもおすすめです。


保健所の保護期間は10日程度!災害時にも多い迷子

迷子札

「来客時、玄関を開けて挨拶をしている間に飼い猫が逃げてしまった」「散歩中にリードを離してしまい飼い犬が走っていってしまった」「窓が開いていることに気づかず放鳥タイムにインコが逃げてしまった」といったペットの迷子。

数日後、怪我をして弱った状態で見つかったペットを連れて来院される方もいます。

また、東日本大震災では多くのペットが飼い主とはぐれて迷子になり、ストレスにより衰弱してしまうといった事例も多くみられました。

一般的に、保健所では動物を10日程度保護すると言われています。まずはペットを迷子にさせないことが一番ですが、迷子になった際には、いち早くペットを見つけ出すことが大切なのです。

ポイント5.早急な発見のために迷子札やGPSを身につける

ペットの迷子対策として最も手軽なのは、カラーやハーネスに迷子札を付けることです。最近では手頃な値段で、GPS付きのカラーなどが販売されています。

インコなどの場合は、放鳥タイム用のオムツ、フライトスーツに迷子札を付けておく方法も良いでしょう。

また、少しずつではありますが、ワンちゃんやネコちゃん、ハムスターなどのペットにマイクロチップと呼ばれる電子タグを体内に埋め込む方も増加傾向にあるようです。このマイクロチップは、半永久的に使用することができ、専用の機械をかざすとあらかじめ登録された飼い主の連絡先などを知ることができます。


今回ご紹介した事例は全て、日常生活で起こりうることばかりです。

「ヒヤリ・ハット」という言葉同様、交通安全に関連する言葉で「かもしれない運転」というものがありますが、ペットとの生活においても「かもしれない」の視点を持って事前に対策を練ることが大切です。

しかし、それでも事故が起こってしまった場合には、まずは病院を受診し、事故の状況などわかる範囲で詳細に情報を医師に伝えましょう。