中央区月島・勝どき・豊洲のアニーマどうぶつ病院です。当院では皮膚科、ガン・腫瘍科に力を入れています。

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コラム

  • 2018 (11)

コラム

  • 2018 (11)

1.コラム

犬に健康診断は必要ない!?放置する事で起こり得る3つの恐ろしい結末

トイプー

愛犬といつまでも楽しく暮らすために、愛犬の健康管理は欠かせません。

毎日飼い主の皆さんはワンちゃんの体調に気を配っていると思いますが、気づかないうちに進行してしまう疾患もあります。

今回は、健康診断を受けることの大きなメリットについてお話します。


犬にも健康診断は必要です

ほとんどの人が、少なくとも年に一度は健康診断を受診していると思います。中年を過ぎたら自分から進んで人間ドックを受けたりしますよね。

なかには定期健康診断や人間ドックで病気が見つかった人もいるでしょう。人間にとっても、ワンちゃんにとっても健康診断の一番の目的は病気の早期発見です。

家族の一員であるワンちゃんにも健康診断が必要な理由はこれだけでもおわかりいただけると思いますが、実はワンちゃんには、人間以上に健康診断が必要なのです。

その理由は以下の3つです

  • 犬は自覚症状を訴えられない
  • 加齢速度や病期の進行が速い「人間の1年は犬の4年」
  • 獣医さんに慣れていないと治療がうまくいかない

健康診断を受けていれば防げる3つの不幸

犬

飼い主さんは、愛犬のことを自分の子どもや配偶者以上によく知っていると思っているかもしれません。しかし、人間と犬との大きな違いを忘れていませんか。

ある調査では、ペットを動物病院に連れて行くのは明らかな症状が出てから病院に行くケースが大半で、その後半年未満で亡くなるペットが5割以上。健康管理や通院が遅くなった事を後悔している飼い主さんは6割以上だそうです。[注1]

[注1]Team HOPE: 2017年ペットの健康管理に関する実態調査[pdf]

1.「犬は自覚症状を訴えられない」から気がついたときには手遅れに

人間でも重大な疾患の初期症状はわかりにくいものです。なんとなくだるいとか、疲れやすくなった、という症状をワンちゃんは飼い主さんに言葉で伝えることができません。

お散歩に行きたがらない、寝てばかりいるという症状があっても、高齢犬であれば、「歳のせい」にしてしまうでしょう。

犬の3大死亡疾患は「がん」「心臓病」「腎臓病」です。
どれも早期発見、早期治療で進行を遅らせることができます。しかしこれらの病気は、検査をしなければ初期にはわからない事がほとんどです。

「しこりがあって触ると痛がる」「息が荒くて歩くのもやっと」「おしっこが出なくなった」など、飼い主さんが明らかにおかしいと判断できるような段階で来院されても、もう手の打ちようがありません。

2.「人間の1年は犬の4年」“様子見”は危険です

犬の寿命は犬種にもよりますが、人間の寿命よりもはるかに短いことは残念ながら事実です。

一般的に「人間の1年は犬の4年」と考えてくださって構いません。加齢が速いということは病期の進行も早いのです。このことからも早期発見が重要なのです。

たとえば人間が1年に1回健康診断を受けるなら、ワンちゃんは年に4回の健康診断をする必要があります。

ワクチン接種のタイミングで十分と思っている飼い主さんも多いと思いますが、ぜひ「人間の1年は犬の4年」という事実を思い出してほしいと思います。

2-1.素人判断は危険な「様子を見る」こと

人間の場合だったら、「少ししこりがあるけれど、様子を見ましょう」、と4年間も放置する人はいないでしょう。

ワンちゃんの身体に今までと違った様子があって「様子を見る」ことはよくあることかもしれませんが、人間に置き換えると、4年間放置することと同じなのです。

これがいかに危険なことかはおわかりになると思います。素人判断での様子見は時には不幸な結末を招くことになりかねません。

2-2.飼い主さんは愛犬の老化を受け入れられない

飼い主さんは、ワンちゃんをいつまでも自分の子どものように思っていて愛犬が確実に老犬になっていることを受け入れられない傾向があります。

例えば、たまに顔を出す家族などがワンちゃんに対して「〇〇ちゃん、ちょっと歩きにくそうだね」「前みたいに遊ばなくなったね」という言葉を「そんなことはない、気のせいよ。〇〇ちゃんのことはわたしが一番よく知っているんだから」と否定していませんか。

人間には自分にとって不都合な事実を目の前にしても、それを打ち消したり、見なかったことにするという防衛反応があります。

これは誰にでもあることで、そのことがいけないわけではありません。ですが、思い込みが病気の早期発見を遅らせることもあると注意しておきましょう。

3.獣医さんに慣れていないと治療は大きな苦痛になる

ワンちゃんの性格によっては、人見知りで動物病院の近くを通るとうずくまって歩かなくなったり、白衣の人を見ると怖がる子もいます。

確かに知らない人に押さえつけられて痛い思いをするワクチン接種の嫌な思い出ばかりでは、病院嫌いになっても仕方がないと思います。

しかし、嫌がるからと言って動物病院に必要最低限しか行かなかった場合、いざという時に大変困ることになります。

まず、病気の早期発見は難しくなりますし、たとえ飼い主さんが気づいても、治療時のストレスはワンちゃんにとって耐え難いものとなります。

病状によっては手術や入院が必要な場合もありますが、精神的なショックやストレスは病気の回復に大きな影響を与えます。ワンちゃんや飼い主さん、病院スタッフにとっても不幸な状況です。


定期的に健康診断をするメリット

柴犬

犬にも健康診断が必要なことがおわかりいただけたと思います。

しかも、人間に比べて加齢速度の早いワンちゃんたちには年に1回では少なすぎます。季節ごとに定期健康診断を受けるのが理想的です。

定期的な健康診断の第一の目的は病気を早期に発見して早期治療につなげることです。

その上、定期的にワンちゃんを診察することで、血液検査やレントゲンなどのお金がかかる検査にも劣らない情報を得ることができます。

いつものワンちゃんの状態を共有できる

毎朝体重や血圧を計っている人は多いのではないでしょうか。鏡を見て、「今日はあまり顔色が良くないな」などと自然に判断しますね。それは、自分なりにいつもの状態を把握しているからです。

愛犬のいつもの状態は、もちろん飼い主さんがよくご存知ですが、獣医さんはワンちゃんの状態をさらに専門的な視点から見てくれています。

診察室に入ってくる時の足取り、臭い、表情など、いつもと違えば注意して診察します。診察台に乗ってからも、鼻の先から足の爪まで、体中の様子を観察します。

毎日一緒にいる飼い主さんが慣れから見逃している変化を専門家として気づくこともありますし、そのワンちゃんをずっと診ていれば、一般論では見逃してしまうような変化にも気がつくでしょう。

例えば、肥満気味だったワンちゃんが適正値以内の体重に減っていた場合、数値的には問題なくても「どうして痩せたの?」という会話が飼い主さんと始まりますね。

「減量用のフードに変えたら、喜んで食べてくれておかげ様で痩せました」という場合なら問題ありませんが、「この頃あまり食べなくて」ということならば原因を考えなければなりません。

いつもの状態を飼い主さんと獣医さんが共有することで、病気の早期発見やよりよい治療方針が判断できるのです。

ワンちゃんの動物病院に対するストレスが減る

たいていの動物病院では、診察後のご褒美にワンちゃんに「おやつ」を用意しています。

頑張ったご褒美に飼い主さんや動物病院のスタッフからたくさん褒めてもらって、おやつまで貰える経験を重ねると、どんな人見知りのワンちゃんも動物病院に行くことを嫌がらなくなります。

これは、いざという時にとてもありがたいことです。人間でも知らない人に囲まれて治療を受けるのは心細いものです。治療時のストレスは動物の場合、回復までの時間だけでなく、時には命にも関わります。

愛犬の健康診断が大切なことは分かっているけれど…。という飼い主さんに健康診断を定期的に受けていただくメリットについてお話してきました。

3大疾患だけでなく、熱中症や感染症など、はじめは「ちょっと元気がないかな?」程度から急激に悪化する怖い病気もあります。

飼い主さんもワンちゃんのことを日頃から気軽に相談でき、躊躇なく受診できる関係を獣医さんと築けていれば安心です。健康診断がそんな関係のきっかけになると良いですね。

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