中央区月島・勝どき・豊洲のアニーマどうぶつ病院です。当院では皮膚科、ガン・腫瘍科に力を入れています。

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3. 内科

犬のリンパ球形質細胞性鼻炎

リンパ球形質細胞性鼻炎って?

犬のリンパ球形質細胞性鼻炎

細菌などによる細菌性の鼻炎と異なり、アレルゲン物質や刺激物、免疫介在性疾患などが原因で生じる慢性鼻炎です。

原因がはっきりとしないことも多く、鼻の中の粘膜が炎症によりうっ血や浮腫を起こすことで、鼻の中の空間(鼻腔)が狭くなり、鼻水が溜まり、その結果2次的に細菌感染が生じることもあります。細菌感染が生じると、鼻水が黄色っぽくなり、粘性が高くなります。したがって、初めは水っぽい鼻水が、次第にドロドロした黄色っぽいものに変わっていきます。日本では、ミニチュアダックスフンドに多くみられますが、他の品種でも報告があります。


どうしてなってしまうの?

上記の通り、様々なアレルゲン物質や刺激物、免疫介在性の疾患が主な原因と考えられていますが、発症した症例の多くがはっきりと原因の分からない特発性です。病理検査を行うと、鼻粘膜に多くの免疫細胞(リンパ球、形質細胞)が集まっているのが確認できるため、この病気の確定診断をするときは、全身麻酔にて内視鏡検査を行い、赤みや腫れのある鼻粘膜の一部を採取して病理組織検査を行う必要があります。そのほかにも、血液検査(白血球の上昇や、炎症マーカーの上昇)、レントゲン検査、鼻汁中の細菌培養検査、CT/MRI検査などを行い、他の鼻水が出る可能性のある疾患を除外して、総合的に判断します。


どうしたらいいの?

免疫の細胞が関連して起こっているため、治療には主にステロイドの飲み薬を使用します。症状の程度に波が見られるため、症状が悪化したときは内服のステロイドを服用し、症状が軽度の場合は、点鼻薬や吸入療法(ネブライザー)にて対応します。また、2次的に細菌感染が生じている場合には、鼻水の中の細菌培養検査の結果から有効な抗生物質を選択し、使用します。この病気自体は完治するというものではなく、症状も悪化と良化を繰り返します。

したがって、症状によってうまく治療の種類を使い分け、ワンちゃんたちのQOL(生活の質)を維持してあげることが重要です。

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